有機化学はMARCHレベルまでコレ1冊でOK!『鎌田の有機化学の講義』の特長と使い方

逆転合格.com|大学受験勉強法,参考書,大学別攻略情報オススメ化学の参考書34選有機化学はMARCHレベルまでコレ1冊でOK!『鎌田の有機化学の講義』の特長と使い方
科目 化学
出版社 旺文社
目的 有機化学の基礎知識
対象者 有機化学の基礎を固めたい人
難易度 日大~MARCHレベル
分量 312ページ
使用期間 高3~夏休みいっぱい頃まで
ジャンル 有機化学 基礎知識&問題集

・オススメポイント
別紙の小冊子も含めて入試科学に必要な知識がコンパクトにまとまっている
・注意点
同シリーズのほかの2冊まで合わせて、化学の3分野がすべてカバーできるのですべての教材に取り組むこと

化学が初めての人にもおすすめ!『鎌田の有機化学の講義』

『鎌田の有機化学の講義』は、化学を1から始める初学者の人にもおすすめの参考書です。入試化学を解くために必要な知識がコンパクトにまとまっていて、これ1冊でMARCHレベルまで対応できる化学の基礎知識を固めることができます。

化学にはざっくり分けて3つの分野があり、物質量や濃度などの計算問題がメインの「理論化学」、無機物の化学反応式や物質の性質などに関する「無機化学」、そして有機物や高分子に関する「有機化学」が含まれます。それぞれの分野である程度の共通点はあるものの、基本的には覚える知識や必要な計算練習が異なるので個別にマスターしなければなりません。そして、今回紹介する教材はそのタイトルの通り「有機化学」の分野についての参考書です。

別冊にまとまっている知識を暗記しよう

この参考書には、別冊の教材として「入試で使える最重要Point総整理」という小さな冊子が付属しています。入試問題を解くために覚えておきたい知識が整理されているので、ここに書かれている内容は基本的に丸暗記するレベルで頭にいれておくのがおすすめです。ただし、もし化学の初学者でいきなりこの小冊子の知識を見ても「何のことだかわからない!」という場合には、教科書などの該当箇所を参考にして補足してください。ある程度意味が分かったうえで暗記しないと、問題で何を聞かれているのか理解できないので得点に結び付きません。

一通り化学を学んだ人が暗記事項を整理する場合にはこの小冊子が役立ちます。書いてある内容で知らない語句や説明できない用語、理解があいまいなポイントがないかどうかチェックしましょう。正確に覚えている知識の量が多ければ多いほど化学の点数はアップします。特に、有機物質については各物質の構造式や生成方法、性質について反射的に答えられるように知識を整理しておくと良いです。

計算問題などは同シリーズのほかの2冊を活用

有機化学以外の2分野については、同じシリーズで『鎌田の理論化学の講義』と『福間の無機化学の講義』という2冊が出版されていますので、これらがおすすめです。無機化学については著者の先生が異なりますが、基本的には同じ構成の参考書なので学習しやすいはずです。

化学の勉強で大事なポイントはおおまかに分けて3つあります。それは、「化学の用語の定義をしっかり説明できるようにすること」「計算問題に慣れておくこと」「物質の性質や製造方法の手順を覚えること」です。一番最後の物質の性質や製造方法の手順については、
『鎌田の有機化学の講義』で抑えられますが、「用語の定義」「計算練習」についてはこの1冊だけでは手薄です。そのため、かならず同シリーズの理論化学と無機化学も解いて、様々なパターンの問題に対応できる力を身につけておいてください。

基本的に、有機化学で登場する元素についての知識は無機化学の方で登場するものばかりなので、勉強する順番としては先に理論・無機を一通り仕上げてから有機化学という順番が良いでしょう。

さらに演習を積みたい人にはこちら

このシリーズでMARCHレベルまで対応できる基礎知識は身につきますが、過去問に進む前の演習として『化学 レベル別問題集3 上級編』を一通りやるとさらに実力が身につきます。一度覚えた知識をどのように使うかだったり、応用問題で聞かれる重要ポイントはどこかを把握するには問題演習が有効です。

基礎知識が一通りマスターできたうえで、初見の問題で分からない問題に出会ったらすぐに答えを見るのではなく、「自分が今どこまで分かっていて、何が分かっていないのか」を考えるようにしましょう。その上で解答を見ると、自分の知識の穴が効率よく埋められます。

また、化学の計算問題は有効数字や桁数が大きくなるものが多いので、日ごろから計算ミスにも気を付けて解くようにしましょう。常に見直しをする習慣をつけておくと、テスト本番でももったいない失点が防げます。過去問を含め、応用問題の演習の段階に入ったら今自分がどんなことを身につけたいか意識することが大切です。漫然と問題を解くのではなく、例えば「忘れている知識が無いかチェックする」「この分野の計算問題に慣れてスピードアップする」などの目的意識を持つとより効果的に学習できます。

まとめ

今回紹介した『鎌田の有機化学の講義』は、大学入試の化学を解くのに必要な基礎知識がマスターできる良書です。別冊の小冊子にまとまっている知識をもれなくしっかりと覚えておけば、MARCHレベルの問題にも対応できるようになります。同じシリーズで出ている「理論」「無機」も合わせて、それぞれの分野の基礎知識をもれなく完璧にしておきましょう。その上で、応用問題が載っている問題集や志望校の過去問を演習することで得点力が安定してきます。

化学は実験の内容や物質の性質が変わらないので、物理や数学と比べるととんでもない応用問題が出てくることが少なく、一度高得点が取れるようになればキープしやすい教科です。入試でも得点源にできる教科なので、今回紹介した学習法を参考にきちんと基礎知識を身につけて高得点を狙っていきましょう。

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